昨日は、ホリプロの株主総会に出席しました。
株主総会開催の場所は、昭和女子大学人見記念講堂で、東急田園都市線三軒茶屋駅から歩いて、開会の30分前の午後12時30分に受け付けしました。
首かけの番号札と、招集通知の誤植訂正と、総会後のタレント紹介のプリントを受け取り会場へ。ホリプロらしく、会場内には「飲食禁止」「携帯電話禁止」との注意札が立っていましたが、「撮影禁止」はありませんでした。
堀義貴社長の進行で総会は始まりました。
無配のため剰余金処分の議題もなく、前年の総会で役員選任も終えているので議題は「定款の一部変更」と「非常勤監査役一人の補任」の二つだけ。誰も質問しなかったら「無配」の問題について、社長を回答者に指名して質問しよう、と思っていました。
決算が赤字になったから、配当金を減額することはやむを得ないと思いますが一気に無配とは……。それに業績を悪化させた責任を負うはずの役員の役員報酬、役員賞与に変更なしではおかしいです。
質問者は11名でした。
一人目。
営業利益が減った理由は?
→安永専務応答。
営業利益は27億円から8億円減り19億円になった。メディア事業では映画出資分配金が減った。出演事業で2億円、小売り事業で1億円減った。
今後の海外展開について、中国の知的財産、知財管理はおろそかだが対策は?
→国際的なテーマである。Googleの問題も含めて、知財の国際的活用等政府も対策を図る必要がある。
二人目。
公演事業で10%以上も減収になったことが、今期無配の原因では?
→安永専務応答。
中間配当金は13円配当しており、期末配当について、投資有価証券に特別の損金を出して減損処理をしたため、8円を予定していた配当が出来なくなった。
東京公演は、劇場の立地に問題が有るのではないか?
→金森専務応答。
今期は前期に比べて公演数が減ったが利益的には良くなっている。4月以降の公演数は前期の12公演を17公演に公演数を増やした。
三人目。
損益計算書の投資有価証券評価損15億3500万円の内容は?
→安永専務応答。
投資有価証券の大半は債券であり、リーマンショック後に発生した債券の減損によるもの。株式の評価損によるものではない。
四人目。
初代の堀社長を尊敬しており、サイン入りブロマイドを発売してほしい。
「ホリプロ×」を再放送してほしい。
プロレス関係のドラマ等企画できないか?
→堀社長応答。
ブロマイドの件は本人に聞いてみますが、当社の社業はタレントを売ること。当社のタレントの応援をお願いします。
再放送の件は、おそらくTBSの企画で、こういったものがあれば協力したいが、再放送は放送局の判断による。
プロレスについて、格闘技の人気があることは理解しているが、現在予定はない。
五人目。
今期は無配とのことだが、株主総会出席株主へのお土産はやめたらどうか?またお土産の費用はいくらか?
地方に住む株主には、株主総会の開催場所が分かりにくい。もう少し分かりやすい会場で開催してほしい。
→安永専務応答。
お土産は、出席株主への感謝の気持ちであり、具体的な金額を言って、そんなものかと言われてもなので、感謝の気持ちを受け取ってほしい。
株主総会の会場を決める優先順位は、土日祝日開催に対応出来ること、多数の株主を収容できることで、今後の検討課題だが、より良い総会を目指す。
六人目。
要望として、公演事業では顧客が喜ぶ内容にしてほしい。
→金森専務応答。
タレント中心でなく企画でパンチのあるもの等との指摘を踏まえて取り組みたい。
質問として、今後の投資判断について、株式の評価損や債券の減損、現在所有の債券が暴落した場合の対応は?
→安永専務応答。
株式の評価損も今期は計上しているが、PLに反映するほどではなかった。債券の満期が来たら他に振り替えて、これ以上損失がでないようにする。
七人目。
損益計算書の過年度法人税の中身は?将来税金が重くなる売却損失とは?
→安永専務応答。
タレントのコマーシャルの年間契約の契約金計上時期に関する、国税局との見解の相違により、決算に計上した。
関係会社株式の売却ならそうなる。関係会社であるホリエンタープライズが減資をした。今後PLに反映か。
八人目。
投資有価証券評価損が無配の原因とのことだが本業は?
→安永専務応答。
当初は定額の配当をしていたが、利益に応じた配当に変えてほしいとの要望を受けて、最終利益の40%を配当することに変えた。将来、他のやり方が良く思えたら考える。
4、5年前の総会で社長は、今後コンテンツ事業に力を入れると言っていたが音楽事業に対する考え方は?
→堀社長応答。
ホリプロは最近、浜田省吾のコンテンツ配信を始めたが、コンテンツ配信が柱になるかというと、そうではない。NTTDoCoMoとavexとのBeeTVにも制作会社として関与している。今後、webを使った事業に積極的に関わる。ホリプロ社内に戦略室を設置し、代表者を社長である私が務める。
九人目。
不況の影響でテレビ局がタレントの出演料金を抑えようとすることへの対策は?
→鈴木基之取締役応答。
2011年から地デジ放送が始まり、制作単価は安くなるが、タレントは必要だ。強い企画力、強い制作力、強いスタッフ力にプラスして、良いタレントがいれば、妻夫木ではないが、「愛と義」をもって乗り切っていける。
→堀社長補足応答。
当社は専業の制作会社ではない。主役級のタレントがいれば、一番に局から話が来る。話が来れば制作に関わり、新人のプロモーションにも結び付けることが出来る。
十人目。
営業利益が、投資有価証券の損でとんでいる。運用は誰がしていて誰に責任が有るのか?
→安永専務応答。
運用は業務本部で行っており、私に責任がある。運用は大半が大和SMBCの債券で、これに組み込まれていたのがリーマン系の債券だった。
十一人目。
(何を質問したいのかが、まとまっておらず、発言途中で「やめろ女!」の罵声を受けたりしたことを受けて、堀社長が質問内容をまとめた)
投資有価証券の損害は、これで済んだのか?
現金および預金の金額が投資有価証券に比べて少額ではないのか?
→安永専務応答。
本業の利益を積極的に運用している。現預金と投資有価証券の割合は慎重に考えている。
外資については?
→堀社長応答。
外資の比率は幾分減少した。一昨年まで海外の株主の株式保有比率は23%だったが、今期は15%だ。
現金を貯めこむだけでも会社は成り立っていかない。
最後の質問者は、おそらくもっと突っ込んだ内容を質問したかったのでしょうが、あがってしまったのか、発言に収拾がつかなくなってしまい、気の毒でした。
ここまでで、午後2時25分。議題の採決は拍手で終わりました。
引き続き、ホリプロ所属のアナウンサーの武藤乃子(むとう のりこ)さんの司会で、ほりぷろの新人タレントの紹介が始まりました。
まず、昨年のタレントスカウトキャラバンのグランプリの高良光莉(たから ひかり)さんと、同グランプリ審査員特別賞の桃瀬美咲さんの紹介がありました。
武藤さんから今後の抱負を尋ねられ、高良さんが、「抱負?」と抱負の意味がわからないという、中学生になったばかりの子供らしい面も見られて、また、桃瀬さんが「「抱負」の意味、私はわかっている、とサインを送っているのを見られて面白かったです。
二人が退場した後、舞台には、May'n(メイン)さんが登場。武藤さんからの紹介には、大人しく受け答えしていましたが、歌になると一変。2曲を力強く歌いました。
May'nさんは舞台から去る際にも、舞台の袖近くでも、丁寧にお辞儀をして去り、とても好感が持てました。
お土産は、今年もキプリングのバックでしたが、柄や色を選ぶ人がいた昨年の反省からか、柄や色が見えないようにシルバー地のビニール袋に包まれた状態で、手提げ紙袋に入っていました。
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